コラムCOLUMN

【用語解説】余暇支援とは?【障がい者雇用に関する用語集】

「余暇支援」とは

「余暇支援」とは、障がい者の生活の質(QOL)を向上させるために必要不可欠な要素です。
障がいのある人の生活の質を保つことにより、社会参加、就労の質もともに向上することに繋がる重要な要素として、徐々に認識を得始めています。
ただ社会的に、完全に浸透し、理解されている状況とはいえません。

障がいをお持ちの方にとっての「余暇」

一般的に「余暇」というと、暇な時間、持て余した時間、単なる休暇・休息というイメージの強い言葉です。
しかし障がいをおもちの方にとっての「余暇」とは、
就労の時間を充実させるために、自分自身の能力の向上、想像力を養うための
時間、精神的、肉体的疲労の回復に充てる「就労のための準備の時間」です。

余暇活動の支援により、障がいのある人自身の喜び、やりがい、好奇心の拡大による
「自己実現」を通じ、就労の質の向上を図ることができます。

その結果、余暇支援を受ける側、余暇支援を提供する側の両者にとって
有益な社会的活動となることをご理解いただきたいのです。
一方的な理解ではなく、余暇支援を通じて双方の理解を深めることに繋がります。

具体的な「余暇」の現状と課題

多様化する社会のなかで、障がいをもつ人は一方的な想像によって理解される存在ではなく、
得手不得手の部分や個々人の個性を理解し、特性を生かしていくという時代です。

余暇支援のレクリエーションやスポーツを通じて、
「息抜き(張り詰めた神経の緩和)」
「コミュニケーション能力の向上」
「運動による体力向上」などの効果・成果が得られるという研究結果が発表されています。

余暇支援のない休日にはどのように過ごすかというアンケートには
「寝て過ごす」
「母親と過ごす」
「テレビを見るだけ」などの答えが多く、
自発的に就労に関する能力向上に努めるパターンは少ないのが現状です。

 

準備されたプログラムやレクリエーション、スポーツに参加し、目に見えた能力を向上させていくことが可能でも、
自ら何かを計画し、訓練、向上させることが得意ではない場合が多いため、
余暇活動の支援が必要という実状です。